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2023年07月06日
最近、マネー・ローンダリングやテロ資金供与の防止のため、銀行などの口座開設に時間を要することが多くなっております。
また、大手銀行で口座開設を断られた方もおられます。
そこで問題なのが、新しく会社を設立して建設業許可を取得される場合です。
一般建設業許可なら「500万円以上」、特定建設業許可なら「資本金2,000万円以上、純資産4,000万円以上など」の財産要件があります。
会社設立後すぐに一般建設業許可を取得する場合の選択肢は以下ようになります。
①資本金額を500万円以上で会社を設立する
②500万円以上の銀行等金融機関の預金残高証明書の取得
①の場合は、これと言って問題になることはないかと思いますが、
②の場合は、会社設立後に口座開設をしたうえで500万円以上の残高証明書の取得となりますので、口座開設に手間取るとその分、建設業許可申請が遅れ、結果的に許可取得まで遅れてしまいます。
急ぎで許可取得をお考えの方にとっては厳しいですね。
スムーズに口座開設ができたお客様にお聞きしたところ、個人事業時からお付き合いがある金融機関である場合は、金融機関による事務所調査などもなく短期間で口座開設ができたようです。
では、個人事業時には特に金融機関とお付き合いがなかった方や、会社退職後すぐに会社設立をされた方はどうすればよいのか?
ネット銀行は比較的早く口座開設ができそうです。
以前、お急ぎのお客様に「ネット銀行」のお話をさせていただき、口座開設から預金残高証明書の取得をスムーズにできたお客様もおられました。
もし、口座開設を断わられた場合は、ネット銀行も選択肢の一つとしてお考えいただければと思います。
過去に財産要件についてのコラムがございますので、そちらもご覧ください。
・大阪の建設業許可申請に必要となる「財産要件」と必要な書類は(一般建設業許可)
・大阪の建設業許可申請に必要となる「財産要件」と必要な書類は(特定建設業許可)
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